お薦め映画
Up Date
6/16 「Ray」 6/6 「Shine」 5/28 「モーターサイクル・ダイアリーズ」, 5/6 「21g」
そういえば、こんなジョーク知ってる?
韓国人の知識者層が集まって議論をしていた。
「我々は,昔から都合が悪いことになると,全て日本の責任にしてしまう悪い癖があるようだ。
この悪癖の原因は何だろうか?」
そして,話し合いの結果,「それは日本が原因だ」という結論に達したのである。
・・笑えない?
パッチギを見て、(昔の話だったから今とは少し違うかもしれないけど)やはり、朝鮮の人たちとは越えられない壁があるのだろうかと考えたんです。 無理矢理連れてこられた上に差別を受ける。朝鮮人というだけで喧嘩を売られ殺された。そういった葬式の場面で冷静さを失って吐き出された言葉かもしれないけど、主人公の日本の高校生が打ちひしがれるシーンは印象的でした。また、朝鮮半島のイムジン河(国境付近にあるらしい)と京都の河を重ねた描写が強烈なんです。主人公が思いをよせる朝鮮の子を向こう岸に見つけ、泳いで渡るシーンでは若さと思いに壁はないと表しているシーンのようで、打ち解けたかと思ったらその子に「もし付き合ってすごく仲良くなって将来結婚することになったら朝鮮人になれる?」と言われ、壁をはっきりと感じさせられるシーンでもあって、すごく印象的でした。 宴会でその子と一緒に歌ったおかげで朝鮮の人とも一緒に行動することが増えて、葬式にも参加した主人公ですが、上記したように打ちひしがれます。その帰り道、河の上で彼はギターをとりだし橋に叩きつけ始めます。完全に壊れるまで叫びながら叩きつけて河に放り投げるシーンは、主人公の悲しみ、怒り、自分と朝鮮の人たちにある違いに対するやるせなさが、壁の象徴といえる河にぶつけられて、すごい印象的です。 その河で、殺された高校生のための報復喧嘩が起こるというのも象徴的。その喧嘩が起きてるときに主人公はラジオ局でその「イムジン河」を歌うんです。何故二つに分けられてしまったの、と祖国統一を願う歌が、その喧嘩のシーンで流れるのと、交互に入る主人公の歌う姿には何だか泣きそうになった。 さらに、ラジオでそれを聞いた彼女が、自転車を漕いでラジオ局に向かうんです。急いで自転車を漕いであの橋を渡るシーンがあって、それは思いで壁は越えられると言っているようで、ただの移動シーンのようで本当に印象的だった。 綺麗事など言わないけど、映画が重くなりすぎないように喧嘩シーンも多く入れて、現実の中での理想をひしひしと伝える、何か、もう、すげぇ映画だった。分かりにくい文章だと思うけど是非見て。
(印象的 とこればかり使ってるのはボキャブラリーが少ないということもあるけど、ひたすら心に残ったというのが言いたかったわけよ。)
日本がしてきたことを無視して、別に日本がこんなに責められる義理はないと言うつもりはないけれど、僕は戦争など起こしたことがないんですよ。
好きで日本人に生まれたわけでもなくて、朝鮮の人だって選んで生まれたわけでもない。
何故彼らは差別されて僕は恨まれて謝罪しなければいけないの?
ちょっとギター持って橋までいってこようかな。
やべーよ。これじゃ姉ちゃんの二の舞じゃん。
テストの全教科平均点を出すと、数学2つを入れただけで、平均が20点下がります。
久々に、いい映画に出会えたという満足感にひたることができました。
まぁ、そんなこともしばし忘れ昼に起きて映画を見ました。昨日の夜にツタヤにわざわざ出かけて借りてきた「motorcycle diaries」を鑑賞。
最高によかったので、映画レビューを。
この映画は、ゲバラの遺伝を教えるようなものではなく、南米大陸を旅する若者が道中で人々と触れ合う青春映画です。相棒とのやりとりがおもしろくて、作品に入り込めます。途中の風景もきれいで見ていて楽しめました。 バイクを失っても医大の知識を使うなどして旅を続け、映画の終盤で、ハンセン病の施設に辿り着きます。そこでは、医師や修道女の暮らす場所と患者の暮らす場所が、大河を挟んで分けられていました。医師や患者と触れ合う内に、ゲバラが、「河で患者が閉じこめられているようだ」、と社会とを重ね合わせて考えるようになるシーンがかっこよかったです。
その施設でのパーティーで、スピーチを求められた時の「南米の国境に意味はない。我々は一つの南米大陸人なのだ」というメッセージも実にかっこいい。
その後、患者たちとも祝うといって、向こう岸に渡ろうとするのですが、ボートが見あたらず、彼は泳いで渡ろうとします。 皆に無理だと止められても迷わずに河に入っていく姿が、その後の、社会というとんでもなく大きいものを変えようと奮闘する姿と重なって表現されていて、患者達の声援に励まされ必死に大河を泳ぐ姿から、旅で感じた人々のために何かをしたいという彼の思いが伝わってくるようで、その何にでも立ち向かう姿にすごいジーンときた。
僕はキューバ革命や南米の生活環境、ゲバラの思想というものも全く知らないわけですが、この映画で何となくでも感じることができたような気がしました。大河に立ち向かうんだよ。
バイクでの相棒との旅や、道中の風景も印象的で、清々しいほどの青春映画でした。
息子を愛しているのか恐れているのか、取り憑かれているかの様に息子に執着する父の描写が印象的でした。 そして、ほぼ勘当の形で留学した息子。そこでのコンクールで、ラフマニノフの3番(めちゃくちゃ難しい) を演奏します。 父との思いでがフラッシュバックしたのか練習の熱も並じゃなくて、コンクールでは見事弾きこなします。 が、演奏後、喝采を浴びながら倒れてしまいます。 倒れた後は人格が狂ってしまったのですが、その姿が実に幸せそうだったのがまた印象的ですね。
今日はシャインを見ました。
大雑把にいうと、
息子に取り憑いた父と、
父とラフマニノフに取り憑かれたピアニストの話です。
上の文章だけだと、アルジャーノンに、みたいですが人生を考えられる素晴らしい映画でした。是非1度見てほしいですね。ピアノの演奏シーンも鳥肌モノで美しかったです。今度ラフマニノフのCDを買おうと思いました。