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E
Elliott Smith Elvis Costero x Eminem Eric Clapton x Evanescence x
Elliott Smith / From a Basement On The Hill
評価 A+ @@@
何で死んでしまったの?そんな気持ちにさせる1枚ですね。彼の遺したデモやノートを元に前作を手がけたプロデューサーや友人の手によって、完成したアルバム。「XO」に「Figure 8]が大好きなのですが、それにも劣らない名盤。ただただ彼の死が惜しまれる。
とても繊細な音です。荒く未完成ながらもただただ痛いまでに繊細です。今にも崩れそうで、僕をしっかり支えてくれそうで。ただでさえ泣きそうになるアルバムなのに、これが遺作となると涙なしでは無理です。これを聞くときは、彼の死がいつでも頭によぎるので、曲とかの話はしません。前のアルバム聞いてからこれを聞いて。そしてひたって。 ただただ美しいです。
明日への活力の沸いてくるCDです。どうしてこんな曲がかけるのだろう。
EMINEM / Slim Shady LP
評価B+
20世紀最大の問題児、エミネム、デビュー。ジャケットがうすら不気味な感じでかっこいいです。1曲目の「My name is」から度肝を抜かれますね。といっても、聞いた順番はこれが最後なんですけど。
いまやHIP HOPと暴力のシンボルとなったエミネムですが、このアルバムは話題が一人歩きして、バカ売れしましたね、音楽性としては、そこまで優れたものではないと思います。けど、「My name is」は強力。サビが耳にのこってはなれません。「hi, my name is..(who) hi, my name is.」 最近ではネタ切れっぽいエミネムですがノリにノっている1stアルバムです。ロックにもこんなシンボルとなる強力な新世代がほしいですね。(一応Franz Feldinandが先頭か?
「Hi, kids. Do you like violence?」 (Year, Year, Year)
EMINEM / The Mashal Mathers LP
評価 A
エミネム再来、前作より格段にレベルアップしてます。ちなみに、エミネムの本名は、マーシャル・マザーズ3世といい、ラップをする中で作り上げた架空の人物がスリム・シェイディです。これはジャケットが2種類ありますが、僕はこっちの方がすきです。
エミネムの中でこのアルバムが1番かっこいいですね。攻撃性も、作品としての良さも、衝動も1番でしょう。
1曲目から怒濤のテンションです。名前も「Kill you」と吹っ飛んでます。歌詞もそうなのですが、エミネムの声がすごい攻撃的で、暴力性にあふれています。「オレがもめ事を止めてやるぜ、殺せるものなら殺してみろ、ぶっ殺してやる。」意味分かんない勢いでいきり立つエミネム。惹きつけられるものがあります。そして有名な2曲目、サビの部分にダイドを使っています。ラップもこのダイドの声も哀愁漂う出来となっていてかっこいいです。エミネムのファンの男がエミネムに過剰な思いをよせ手紙を書きます。2度送っても返事がこなくて、男は狂気におちてしまう話です。鉛筆のスクラッチや、雨、ワイパーの音がいい世界観をだしています。これで人気のでたダイドさんですが、最初は感謝してたのに、最近になって使用料を払えと言ってきてるそうです。 5もセンスがあります。かっこいいです。7はのど大丈夫かな?って考えましたけど、重い声質になって、今までとは少しちがってアルバムを引き締めてますね。次の8が大好きです。おもしろい曲です。サビの部分のメロディが耳に残ります。「Without me」なんかこの曲の応用に聞こえます。続いて、9ですが、これはイマイチ。Featurされてる人たちの声がヘヴィでちょっと悪趣味。流れとしては、この辺で少しダれ気味ですね。ですが11はいい。曲名も「Mashal Mathers」、エミネムのいいたいことがぎっしり詰められた曲となっています。ぜひ、歌詞を読んでみてください。13もいいですね。16はいきなりの攻撃性です。いままでの曲はこの1曲のためだったのかと思わせるキレようです。必聴。 全体として、陰と陽を持ち合わせたいいアルバムだと思います。その「陽」も平和な日本で、普通に育った僕たちにはない深い憎しみと悲しみの上にあるのが真似できない世界観を作ってるところですかね。
「俺は世界を苛つかせ、お前の4歳になる息子や娘達を 破滅させるために生まれてきたんだろう」
It's so cool.
EMINEM / THE EMINEM SHOW
評価 B @
「Will the real Slim Shady please stand up?」
道化師エミネム、ついに舞台に。「Slim Shady LP」 「Mashal Mathers LP」ときて、当然「EMINEM LP」かと思ったら意表をついて「THE EMINEM SHOW」。これがエミネム初体験でした。さらに、初めてレンタルした洋楽のCDでもあり、(シェリル・クロウとエミネムの2枚を借りました。離れてますね。)洋楽へのめり込むきっかけでもある特別な思いのある1枚です。ひたすらにエミネムがかっこよく見えましたね。このアルバムなんか全曲が最高でした。アメリカだけで600万枚(700万だったかも)を売り上げた怪物アルバムです。といっても、エミネムのアルバムは全部何百万枚単位で紹介されますけど。
今聞くと、1曲目は少したるいかな。でも、最初の6曲は良いですね。けど、前作には及ばなく聞こえる。3曲目は、好きです。母親への憎しみを歌った曲ですが、謝っているんですよ。嫌味を言ってるようにも聞こえるけど、サビの部分はいつきいても切なくなりますね。「Without me」なんか最高にかっこよく聞こえたのに、今では、マンネリに聞こえてしまう。光ってはいるのですが・・う〜ん。 次の8曲目はエアロスミスの「Dream on」をサンプリングした、良い出来となっています。この曲は好きです。10は親バカ全開です。なんだかなぁ。 最後の曲はおもしろくていいですね。ヘイリー(エミネムの実の娘)が一緒に歌っててかわいらしいです。エミネムらしいセンスのあふれた作品ですが、これは・・・・
このアルバムでわかったことは、彼はアーティストとしての高い位置を求めてないということです。これは「Encore」を視聴してふとこの「THE EMINEM SHOW」を聞き直してから思ったことなのですが、彼は、騒いで、テキトーにラップして、アルバムがうれて自分の好きなように生きれればそれでよいのです。だから、タイトルをエミネムショウにしたのでしょう。楽しむにはいい作品であり、いいショウだ。今度はどんなことをするのだろう、と考えながら、待った人には、たまらない1枚。僕はアーティストとしてのエミネムを求めた。その違いだろう。ゆえに、「Encore」も認めない。といっても、アンコールということは次作では新たな舞台にたつことを期待してますが。
余談
マイケル侮辱して、ワイドショウ独占。相変わらずプロモがうまいね。マイケル侮辱したPRトラックを走らせたらマイケルファンがおこってトラック差し止め。ワイドショウ騒ぐ。この辺は見え見えすぎて、僕の中でのエミネムのカリスマ性が薄れた時でした。怒ったファンってのも演出だろ。曲もダメダメだったしね。ブッシュ批判した曲もあったりと、おいおい、暴力のシンボルのお前が反戦すんのかよ、とエミネムのネタ切れを感じて、失望したわけです。そしてまた1つ大人の階段を上りました。(笑)
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