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G

George Harriison Get Up Kids
Goo Goo Dolls Gilbert O'Sullivan
Good Charlotte Green Day
     George Harrison / All Things Must Pass
 評価 A+    追悼 
ジョージハリソンのソロ作です。二人の陰に隠れ、「第3の男」だったジョージがいきなりレコード3枚組で発売し、皆を驚かせたそうな。ジョンいわく、「あいつは頭がどうかしちまったんじゃないのか。」それは言い過ぎだろ。my sweet load, wah-wah, isn't it a pity, what is life, タイトル曲など、上質な曲ばかりです。このアルバムを聞くとジョージの死が必ずフラッシュバックするので冷静にレビューなどできません。ただ、彼は優れた才能をもったアーティストだったということと、ご冥福を祈るということだけを言いたいです。

といってもそれじゃここにのせる必要ねぇだろ。感傷にひたったところで少し考えてみた。
僕がしばしば思うのはジョージ評価はひいき目になるということだ。ジョージはビートルズの中では、あまり目立てなかった。二人のメンバーがすごすぎたためだ。そんなすごい楽曲たちのなかでときたまアルバムにはいっていた曲はジョージの個性が見事に出ている佳曲ばかりだったの。そこがいいんだよね。「第3の男」、二人の陰にうもれている者の見せる才能、応援したくなるよね。それになんというか、人間は逆説いうのが好きだと思う。相手が驚くというか、少し興味をそそるようなことをいうのは基本的に快感なのだ。ジョンに、ポールがすげぇとか二人がリーダーだったとか聞くと、なんだかジョージだってすげぇんだぜ。っていいたくなるんじゃないかと思う。ジョージのキャラと二人がすごいといわれているために、ジョージだってこんなに才能を持ってたんだよと皆言いたくなるのだ。もちろん皆ビートルズが大好きで、ポールもジョンも好きだと思う。そのジョンもポールも好きってのがジョージのキャラに磨きをかけるんだと思う。「ジョンもポールも最高なんだけど、時たまみせるジョージの才能が・・」って結局皆ビートルズが好きなのね。ポールのソロ活動が大衆向けの売れ線だったのとビートルズ解散の理由がポールみたいにいわれているのも影響してると思うが。ジョージもガンで死んでしまった。死んでしまったらもうかなわない。色あせることはなくただ良いところだけがかたられていき、ジョージはこんなに才能があったって皆で追悼するのだ。これいいよね。こんなほめ方で追悼してるレビューみると「あぁ、ジョージ」って気になっちゃうもの。それで十分だと思うが僕はビートルズのメンバー全員が好きなのでこの場でのべるが、ジョンやポールに比べれば、ジョージの才能はやっぱり及ばないと思う。ジョンとポールは天才の中の天才である。あの時代にあんな曲だれもかけないです。ジョージ追悼ムードの中、僕もついひたっちゃいそうになるけど、はっきり言おうぜ。これは実に良いアルバムだ。だが、結局佳作にすぎない。死んでしまった人には思いをつぎたすことしかできず、あちらからは何もないのだ。

これも相手の意を逆撫でする刺激、快感だよね。ジョージは素晴らしい人物だった。やっぱこれだけで十分か。)
     The Get Up Kids / Something to write home about
 評価 B+
The Get Up Kidsの代表作です。エモコアと分類されるのですね。甘酸っぱいメロディによくあったヴォーカルの歌声、青春してます。最近解散してしまいましたが実にいい爽やかなバンドでした。

キャッチャーでどこか切ないメロディ。あふれるような力を持った疾走感を持った曲に、バラードありと爽やかな良いアルバムです。最近の青春POPパンクとは別格の仕上がり。Green Dayに近い勢いがあり甘酸っぱいメロディまさにエモーショナルですね。何かの機会があればどうぞ。損はしない音ですよ。何かの機会と言わずぜひ。
     GILBERT O'SULLIVAN / THE BEST
評価 B+
今は亡きギルバートオサリバンのベスト版です。何かのドラマとめぞん一刻につかわれた「alone again」が有名ですね。僕もこの1曲をきいて興味をもちこれをレンタルしました。じつに曲作りがうまい人です。
全体を通してとりたてた印象は持ちませんでした。好きなのも何曲かあったけど、何とも微妙。にた曲ばっかだし少し退屈ですね。たしかにセンスを感じさせる楽曲ですが弱い。オリジナルアルバムも1枚持っていますが同じような印象を受けました。名曲は名曲ですがそれだけです。「alone again」は聞いてみて。もうきいたことあるか。
     Goo Goo Dolls / A Boy Named Goo
 評価 B
「アメリカで最も有名な無名バンド」 なんて嫌味気なキャッチフレーズを持つグーグードールズです。このアルバムで彼らは一気に上り詰めたのですが、ラジオで頻繁に流されたという名曲「Name」が収録されています。

僕がグーグードールズを手にしたのは次の「Dizzy up the girl」からです。キャッチフレーズが気に入ったのと、何かの映画の主題歌に使われた曲が入ってたからです。そのアルバムの後にこれも有名ときいて購入しました。当初、かなり気に入ってた記憶があるのですが、今聞いたらイマイチ。1曲目から王道爆進です。泥臭いようなロックです。2曲目はメロディがキャッチャーで気に入ってます。着飾らずにそのままにやっている音楽性がかっこよく感じたのですが、今では刺激がたりない。なんともインディー上がりって雰囲気丸出しで、自然体なんだけどスケールが足りず、普通すぎるロックです。
     The Goo Goo Dolls / Dizzy up the girl
 評価 B++
Goo Goo Dollsの6作目(多分)です。このアルバムには映画「シティオブエンジェルズ」のサントラに収録された名曲「Iris」がおさめられています。「Iris」はグラミー賞にもノミネートされたほどの大ヒットも影響してか、このアルバムは400万枚を超すセールスを記録しました。もう「アメリカで最も有名な無名バンド」なんていわせねーぜ。

これはかっこいいです。前作の泥臭さは丁度良い具合に減らされ、僕がよく使用する語句「キラキラ」を使いたくなる楽曲であります。無駄な部分をそぎ落として洗練された感のある完成度の高いアルバムです。6作目ってかいたのはこいつらだいぶ場数踏んできてんだぜってのを言いたかったんです。貫禄のついた王道アメリカンロック。up tempoにかまして5曲めでバラードで締めて、また4曲騒いで、アコースティックな佳曲で締めて、いよいよ「Iris」の登場。一気いに盛り上げます。場数ふんできた成果か王道ながらも良いメロディをかくのでバラードの仕上がりが上々、アルバム全体が引き締まってリスナーを満足させます。なんてなぞるのがうまい奴らなんだ。ほめ言葉です。自然体のままにリスナーのための曲作りってそうできるもんじゃないです。相手を不快にさせない最巧のつくせりバンド。激ウマなあざとさ。
     Good Charlotte / Young And Hopeless
 評価 C
アメリカでバカ売れ。今(といっても少し前)ものすごい数でてくる青春系爽やかPOPパンクの代表格です。このジャンルの音ってどいつもこいつも同じのなぞってますよね。一時期このジャンルが好きだったときがあったのですが、Blink-182もMESTも初期SUM41もNFGもかわりないですね。最近ではイエローカードとかですか。ティーンズいつもこんな音を求めるということでしょうか。こいつらから聞き始めた奴らが別のにうつったとき別の世代のために別の変わりないバンドがでてくるってことか。
売れただけあってよくできた音、うっとうしいぐらいね。
     Green Day / American idiot
 
メロコアの始祖、グリーンデイが帰ってきた。歌詞よんでないからよくわかんないけどハート型の手榴弾に血塗られた手。そして題「アメリカのアホ」多分反戦なんでしょうね。グラミーもとったぜ。

僕は初めて「American idiot」のPVをスペシャで見たとき悲しくなった。昔みたいなノリな曲をならしている彼らをかっこいいと思ったのだが途中でふと悲しくなった。メンバーはもう若くない、でも昔みたいに騒いでる。いつまでお前らはそんなのやる気だよ。もうおっさんじゃねぇか。むしょうに泣きたくなった。この人たちは何がやりたいのだろう?たしかに良い曲書くしまとまりも見事なのだがもう役割をおえた人たちといえるだろう。それがいまさら・・・。くどくなってきたがやるせない気持ちになったのだ。Green Dayは大好きだがこうして聞かされるとやめてくれ、と。今が楽しいわけなんかじゃ決してないが、老いたくないと痛烈に思った。現状を嫌うが時による変化も嫌がる、そんな甘えた自分がうかんできて、なんかもう泣きたくなった。


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