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I

Iggy Pop (&The Stooges) Incubus
Interpol
     Iggy Pop & The Stooges / Raw Power
 評価 S
ストゥージーズ時代のイギーポップは凄すぎる。パワフルというかここまで溢れそうな勢いを持った人はそういないんじゃないかと思う。彼のキャリアのなかでの最高傑作だと思わせるこのアルバムはうるさいまでに疾走しているR&Rです。血湧き踊りますよ。特に1曲目は必聴。歌詞も痛烈です。

1曲目の「Search and Destroy」はいつ聞いてもいい。興奮しますね。3曲目も抑えきれない衝動を感じる最高の曲です。こんだけやかましくギターをならしてシャウトしているのにどこかPOP、ここが真似しがたい所で、イギーの魅力ですね。4曲目の不気味なヴォーカルもGood。タイトル曲の5曲目は正統派なR&R、痛いまでに鋭いです。鈍い曲とを交互にいれているのもありより、とがって聞こえます。
イギーの声は汚く、気持ち悪い。まるで全てをはき出しているようです。人間性というか、その人そのものをぶつけられているかのごとく。人間の汚さと美しさ両方をぶつけてきます。ゆえに、気持ち悪くてたまらなく魅力的でかっこいい。そんな理不尽なまでの生きる力を感じられるから、僕はイギーの声がたまらなく好きだ。トップ5にはいるであろうヴォーカリスト。
     Iggy Pop / Lust For Life
 評価 A
気狂い人Iggy Popの1977年リリースのこの作品は、酒にドラッグなどに溺れていた日々からの生還を歌うタイトル曲の「Lust For Life」からも分かるように、イギーのやる気があふれ、生気に満ちたアルバムとなっています。
僕のイギーとの出会いは映画「トレインスポッティング」の冒頭シーンです。何かから必死ににげる主人公のバックに流れたイギーの声は印象的だった。やる気なさそうな生気に溢れたイギーの声が響いて、印象に残るシーンとなっております。その冒頭の人生を選べの節も劇中のなかの台詞もメッセージ性に溢れたジャンキームービーで大ヒットしました。サントラも売れてアンダーワールドが一気にメジャーになった要因となりました。
映画の終わりは、トラブル続きの友人から離れるために、友人を裏切って大金を持ち逃げするのですが。裏切って金を得たことにたいして自分にこれが最後だと言い聞かせるのですが、今までもそうして抜け出せなかった主人公、何をしてももう腐敗した生活から結局抜け出せない、といった終わり方が実に潔くてよかったです。最高のエンターテイメントです。

映画批評になりましたが、言いたいのはこの「Lust For Life」の一節がすごい好きってコト。上に書いたように、やる気なさそうに生気に満ちあふれているようなイギーの声は活力をくれますね。 疾走するドラムがかっこいいタイトル曲に、2曲目の陰湿なギターに、4の不気味な疾走感、といい出来栄えです。が、これ、作曲はほとんどデヴィット・ボウイが手がけているそうですが、プロデュースのセンスはさすがボウイといった感じです。
ネタばれしといてなんだけど、映画「トレインスポッティング」は見て損はしない言い映画ですよ。違うだろうけど「時計仕掛けのオレンジ」を見たときと似た印象をうけました。
     Iggy Pop / Naughty little dogie
 評価 B−
96年リリースの作品。ジャケットの老いたイギーが印象的です。
1曲目のギターに心酔してたら謎のひしゃがれ声。「ん?」とまさに目を点にしました。これイギーの声?とショックをうけました。他のも曲はかっこいいのに、この声がどうしても好きになれず、あまり聞いてないアルバムです。めちゃくちゃ好きなヴォーカリストなんですけどどうしてでしょう。
     Iggy Pop & The Stooges / 
 評価 
69年リリースのこのアルバムはストゥージーズのデビューアルバムで、イギーのデビューアルバムでもあります。

     incubus / S.C.I.E.N.C.E.
 評価 A-
インキュバスのメジャーデビューアルバムです。このころの彼らはミクスチャーロックのジャンルにはいってました。「混合」という意味じゃ今も変わらないのですが、このアルバムではラップしてます。 インキュバスの原点といえるようなアルバムで今後のヘヴィロックと呼ばれる音がもう出来上がっています。

音の厚みに圧倒されます。それでいて重すぎずノリの良い仕上がりは見事といえます。爆発という言葉がよく似合うアルバムです。これからの成熟した音のほうがやっぱり好きですが、バンドの初期にしか在り得ない衝動、爆発力には押しつぶされそうですが、引くところがうまく引けてない印象をうけました。曲のつくりはうまく変えてきて飽きさせないのですが、曲調というか曲からうける印象の変化があまりなくて今ひとつ。あと、このジャケットは嫌。浮かび上がるオヤジのちょっと満足そうなにやけ面がストレス。
      Incubus / Make Yourself
 評価 A
インキュバスの2nd(正確には3)アルバムです。確実に成長をとげたことがつたわってくる名作。前作とはちがって爆発しそうな吹っ飛んだ世界はない。が、湿っているような押しつぶされるような音になり、前作より大きくなったことがうかがえる。「Morning view」も最高だけど、こっちも必聴の名盤。

1曲目から音の厚みに圧倒されます。前作よりすごい。スケールが大きくなってます。前作より先にきいたから入れ違っていますが、聞いてから2ndのほうがでけぇやと思ったわけです。ヒットした8曲目「Drive」のようなアコースティックな曲も入り、一層多種多様のジャンルの音が混ざっている知的なヘヴィロックです。民族楽器の導入も大きいですね。
粒ぞろいの佳曲ばかりですので、ぜひ聞いてみてください。優しく歌い上げるヴォーカルはやみつきになります。男前だし。
     Incubus / Morning View
 評価 S
チャート初登場2位にもなったインキュバスの最高傑作です。色んなことを試してまとまったアルバムをつくってきてたどり着いた高い完成度を誇るアルバムがこれで、これ以上、というかこれと今までと似た方向性でのこれを超すアルバムはもう作らないだろう。れない のではなくて らないのだ。そういう意味では最高傑作ということばはおかしくて、まとまった一つの終着点というべきだろう。めんどいし、分かりづらいから僕は最高傑作ってよびますけど。
1曲目からやられました。音の厚みに圧倒(またかよ!)されます。これがインキュバス初体験だったのですが、一聴したときからとりこになりました。ギターもヴォーカルもリズム隊も最高です。アルバムを続けてきいてみると、これは、ずいぶんとソフトな仕上がりとなっていますが、今までの作品に全然引けをとらないです。このアルバムから受ける印象は、「不発弾」 爆発しなかった失敗作とかいうんじゃなくて、抑えられているというか、破裂しそうな勢いと力があるのにやけに静かで、とんでもない存在感のある音だとおもいます。
変幻自在の彼らの音楽性はより色んなものが混ざり、完璧なまでの完成度です。全曲いいからきいてみて。民族的なのからヘヴィロックなのやしっとりとした音まで色んなものがきれいにまとめられています。たまらなくいいです。
     Incubus / A crow left of the muder...
 評価 B-〜A-(レビューよんでみて
「群れから離れた一羽の烏」 そうつけられたアルバムタイトルは彼らの音楽性を表しているようで、宣伝めいているうまいネーミングだと思います。「ヘヴィロックでは言い表せない音」なんて聞き飽きたわけで、こんなので騒ぐメディア等の話題作りですか。まぁ、実際に今までとは違った音を聞かせてくれます。前作であれほどの完成度をみせた後としては変貌をとげなければバンドが終わってしまいますし、この変貌も当然とはいえますが。
今までの音、ミクスチャーとヘヴィロックシーンからの逸脱。たしかにアルバムタイトル通りなのだが、正統派な音になってしまったような印象をうける。普通なラウド・ハード・ロック
1曲目のような絶妙な曲作りや、2曲目のような盛り上げのうまさもみせてくれるが、どうにもパッとしない音になってしまった。が、そのありがちな音でもそこらのバンドよりよっぽど上手くきかせてくれるのが、逆に口惜しい。「イマイチだけどやっぱりインキュバスはいいぜ」 みたいな。変貌をとげるにしてももっと鮮やかにやるか、もしくはズタボロなぐらいひどい音でも思い切ってやってほしかった。「群れから離れた」とかじゃなくて「烏から猫に」級の変化をがいいと思う。結局ひきずってんじゃねぇかよ。正統派の中に自分たちの音を少し入れていくというのは、実にうまい曲作りなのだろうが、インキュバスにはもっと期待をよせてしまう。評価をつけるならB+ぐらいだと思うが、個人的感情をこめてB−で。


     Interpol / Antics




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